マンション売却でリフォーム済みは高く売れるって聞いたんだけど本当?

マンションを売却するのに、「リフォームしてから売った方が高く売れるのか?」と質問する方が多いのですが、結論を言うと「高く売れる可能性はあります。」しかし、必ずしも高く売れるとは言えず、もしかすると売れない可能性だってあります。

これからマンション売却とリフォームについて詳しく説明してきます。

リフォーム費用をかけた方がマンションは売れるのか?

まず、売却というより購入側にたった方が考えやすいので、賃貸を例にとって考えてみたいと思います。賃貸物件を探す際に重視するのは、まずは地域などの立地かと思います。その後で部屋の広さや家賃、外観、図面などを比較して決めていく事になりますが、その際に物件情報の中に「2016年リフォーム済み」など記載されている場合があります。

実際には内見して部屋を見ないとわかりませんが、「リフォーム済み」とかかれていると、キレイになっているんだろうなと思うので、選択する対象になりやすいのではないでしょうか?もちろん他の条件が揃っていないと意味がありませんが、同じような条件であれば、リフォーム済みの物件はプラスの要因として働くはずです。

ここで何が言いたいかと言うと、賃貸の例を言いましたが、マンションの売却においてもリフォーム済みの物件はキレイになっている印象があるので、買主にとってプラスに働き興味を持ってもらえる可能性は高くなり、リフォームした方が売れる確率はアップすると思います。

「それだったらリフォームした方が絶対にいい」と考えてしまうところですが、ちょっと待ってください。

確かにリフォームによって興味を引きつけ売れる可能性はありますが、思っている価格で売れるかは別問題です。

リフォーム費用をかけたから思っている価格で売れるかは別問題

リフォームをした場合、売れやすいという話しをしましたが、確かに他との差別化ができ興味を持ってもらえる可能性が高くなるので売れやすくなりますが、それは他の物件と売り出し価格がそれ程違わない場合です。

リフォームして売る場合、通常はリフォームでかかった費用を上乗せした価格で売ろうと考えます。どこまでリフォームしてから売るのかにもよりますが、例えば、水廻りのみリフォームして200万円かかった場合、この200万円を上乗せして売ります。もし3500万円のマンションであれば3700万円で売る事になります。その場合、もし相場が3500万円くらいだとすると、相場よりも200万円高く売る事になります。買主も相場を考えて購入を検討しますので、リフォームしたとしても、同程度のマンションで水廻りがそこそこキレイなマンションが3500万円であれば、そのマンションを選ぶでしょう。

買主がどのように感じるかによるので3700万円でも新しい方がいいと思う方もいるとは思いますが、基本的には相場付近の金額でないと売却の難易度はあがると思います。

ただし、リフォームすることで、差別化でき、お金はそれほど関係なく住みたいという方が全くいない訳ではないので、可能性はあると思います。近年流行っている、リノベーションマンションなど、かなり古いマンションをオシャレにリフォームすることで通常よりも高く賃貸に出したり売却したりができる所もあるます。そういった買主を集められる場合は高く売れる事も考えられます。

ただ、幅は狭まるのでピンポイントに買主を見つけなければいけないですね。

結論→リフォームしてから売却すべきなのか?

リフォームする事で売りやすくなるのは事実ですし、高く売れる可能性がない訳ではありませんが、総合的に判断するならリフォームなどはせずに売却する事をオススメします。

なぜかと言うと、リフォームして価格を上乗せした場合、購入層がどうしても減ってしまうからです。同じ価格帯でリーフォーム済みであれば、購入したいと考える方もいますが、上乗せしてしまうと、ためらう方が多いと思います。

また、上乗せ価格で買うなら、自分で購入後にリフォームするのと同じですので、あまりメリットになりません。

近年の状況を考えると、中古物件が多くなり、選択肢も多くなっている事から、中古マンションを購入する方が増えています。自分のライフスタイルに合わせた家にする為に中古マンションを選ぶ方も多く、自分の思った通りのリフォームをした住空間を作りたい人も増えています。

その為、自分でリフォームしたい方にとっては余計なリフォームになってしまいます。

現状では、こうした中古市場の背景もあり、リフォームは購入者自身にまかせて相場価格で売却した方が無難な売却です。業者の多くがリフォームを進めないのも同じような理由からだと考えられます。

リフォームと一口に言っても上記で言ったような、水廻りだけであったり、壁紙だけであったり、大規模なリフォームまで幅広いので、壁紙だけ、水廻りもキッチンのみなど、状況によっては簡易的なリフォームは検討しても良いかも知れません。

相場が基準となると言いましたが、リフォームするにしてもしないにしても、もしマンションの売却を検討中の場合は、まずは相場確認の意味でマンションを査定に出しておきましょう。一括査定サイトを利用すれば簡単に数社の査定見積もりが集まります。その価格を参考に相場を掴んだ上でリフォームを検討した方が現実的ですし、査定を依頼した不動産会社に相談する事もできますのでお勧めです。